THE・GEESE尾関が深く語るブログ

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トコブシについて語る7

 それは最初ただの切り株のように見えた。ギターにも見えたしカンガルーにも見えたし、脱穀機にも見えた。由美子は恐る恐るそれに近づいていった。近づくにつれてそれが切り株でないことを由美子は徐々に感じ初めていた。それは中年の男性だった。まるで手塚治虫のようだった。いや手塚治虫といっても過言ではなかった。手塚眞だった。 眞は由美子に気付くと自分の変な色の髪の毛を気にしながら歩み寄り、ど根性大根を作っているのだと笑顔で由美子に話て聞かせた。ど根性大根はアスファルトや環境的に大根が育たないところで育つからそう言われてるのであって、ここの普通の畑で育った大根は普通の大根でしかないですよ。
そういいかけて由美子は端から黙って全て大根を抜いて周った。
畑はよく耕されていた。よく耕やされた畑の土をみて由美子は海原雄山が良い土は良い味がするといって土を食べていたシーンを思い出すのだった。

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